やっとこさ組み上げた動力伝達機構に、タイヤを装着しようとしたところ「あり?モーターにタイヤが接触するぞ・・・?」。
頭の中には、いままでの苦労が水の泡ぶくぶくという映像が流れていた。もうそろそろ、あきらめても良いかな・・・ママ・・・、と思ったその時!
「あり?タイヤにスペーサー噛ませれば、タイヤとモーターは接触しないんじゃ?」
簡単に、100mmのスペーサ的なパイプを作って、仮に装着したところ、イケそうな感じがしましたので、早速、ヤフオクでスペーサを発注。すぐにスペーサは届きました。
早速、スペーサを組み込んで・・・
そ・し・て・・・・ついにパワートレインがめでたく完成っ!
と、思ったら、何やら、ミッションケースから、キュルキュル音が・・・。くぅ・・・左側のミッションケースに、ベルトが接触している様子・・・。接触、接触、また接触・・・。
こういうのが続くと、やっぱりメーカーって、しっかり設計できててすごいなぁと思っちゃいます。(当たり前?)
5秒くらい考えて、このままにしておくか・・・とも思ったのですが、このままにしておくと実際に走ったとき、一瞬でベルトがちぎれるな、と思い、もうヤケになって、ミッションケースの内側をグラインダで削りまくる。本来、ケースの強度を高めるための設計がされている中で、容赦なく、いろんなところを削りまくる。心の中では、ジャイロの設計士の方に謝りながら・・・。
そして、あらためてケースを嵌めると、異音も収まり、良い感じ。
と、いうことで、約2年かけて・・・電動バイクのパワートレインが完成しましたっ!
まだ、すべて完成していないですが、ちょっとだけ感動。
やっぱし、ものづくりって面白いですねぇ。