2012年9月16日日曜日

アイデアメモ(1)

電動バイク自作において、思いついたことをつらつらと書いていきます。

○ガソリンエンジンを発電機として使う。
いま、電動バイクでネックなのは、やはり航続距離の少なさでしょう。
バッテリーの容量を増やすなどして対策しているアプローチもありますが、最近、逆転の発想として、「ガソリンエンジンを発電機代わりに使う」というものです。
確かに、お祭りの出店などではガソリンエンジンによって発電を行い、それを電灯などに使用していますね。
中国は既にこのアプローチで電動バイクや電動自動車が作られているそうです。

○風力を利用する。
ガソリンエンジンのバイクでは、バイクのスピードがあがるとともに、向かい風が強くなることを利用して、ガソリンエンジンが多くの空気を取り込めるような仕組み(ラムエア)がありますが、電動バイクも、その風を利用し、ちょっとでも風力発電ができないか、と考えました。上記のガソリンエンジンを発電機代わりに使うアプローチと併用すれば、かなりの発電効率が望め、航続距離の飛躍に貢献するのじゃないか、と想像しています。
最近、風力発電の風車部分(?)もどんどん小型化しているので、あながち、突拍子も無いことでは無いなと思っています。

○ソーラーパネルの取り付け
基本的なことを忘れていました。結構、一般的な技術となってきたソーラーパネル(太陽光発電)も、当然、充電用途で使用できそうです。
しかし、まだ、高効率かつ安価なソーラーパネルは登場していないのが、採用に対するネックかなと。まぁ、いずれ、高効率かつ安価なものも登場するのは時間の問題でしょう。


参考になるホームページ

自作には情報収集が欠かせません。そこで、参考になるホームページをこちらに記載しました。

○電動バイク研究所
http://www.ev-bike.jp/about.html
こちらは電動バイクの基礎知識が書かれています。

○電動バイク製作編
http://www.geocities.jp/kin79e/eb_s.html
電動バイクにはどのようなパーツが必要なのか詳細が書かれていますね。
モーターのコントローラーも自作されています。
他にもLED自作だったりと、幅広くトライされています。
大変参考になりますね。

○EV KOUMEI
http://www.shop-online.jp/recoro/index.php?PHPSESSID=a762eafb449c87fae4cb12b385825076
EV用パーツの販売ホームページです。
いま、何のパーツを買うか検討しているところですので、参考になります。
また、配線の説明(動画)も参考になりました。

以上、代表的なHPのリンクを書かせてもらいましたが、色々な方が電動バイク作りにトライされていますね。ネット上には情報もたくさん出ています。これで自作の難易度も非常に低くなりますね。





2012年9月15日土曜日

自作のための部品代調査


さて、突然、時速400キロも出る電動バイクを作れるわきゃないwので、まずは、電動バイクの作動原理を経験するべく、原チャリクラスの電動バイクを自作することにしました。

ベース車両として考えているのはジャイロXです。

なんだ、3輪かよ、バイクじゃねーじゃん!と思われる方もいらっしゃるかもですが、僕は、今回の電動バイク作りにあたり、未来の新しいバイクの形も模索したいと思っています。

ご存知のとおり、今、国内の2輪業界はもり下がりまくっています。
バイク乗りとしては非常に残念なことです。

個人でどこまでできるかわかりませんが、なにか、国内のバイク業界に刺激を与えられたらな、とぼんやり思っています。そこで、未来の新しいバイクの形、どのように人々の生活に入り込んでいくのか、はたまた、どのように人々の生活を豊かにするものなのか、そういったことも考えながら、電動バイクを作っていきたい、と思っています。

私見ですが、現在のバイク業界は利益幅の大きいビッグバイクを購買力のある30才後半から50才のライダーに売って、耐え忍んでいます。また、ライダーも、マニアック化していて、そのライダーに対して売れる商品しか作れないために、バイク初心者が買いたいバイクが無い、というのが現状です。

また、実用面というところでみると、バイクは車に比べて大きく劣ります。雨が降ったら、バイクに乗れないね、というのが一般的だと思います。

というところで、現在のバイク業界は、
*バイク初心者層
*バイクを実用的に使いたいだけのバイクツール層(便宜上命名)
を、逃していると思います。

こういった浮遊層を獲得していかないことには、将来のバイク市場の活性化は見込めないと思うのです。

さて、前置きが長くなりましたが、ジャイロXを電動バイク化しようとすると、以下の部品が必要なことが分かりました。

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○モーター(&CVT):¥98,000
動力の源泉、モーターですね。無段変速機付きだとこの値段になります。
モーターだけで買えないものか、、、

○コントローラー:¥38,000
アクセルからの指令に基づき、モーターの出力をコントロールするためのコントローラーです。これは自作されている方をネット上で見かけたので、将来的には、自分も、これは自作したいと考えています。

○コンバーター:¥1,800
ウインカーなどの12Vで動くことを想定としている電子機器へ電力を供給するためには、48V(電動バイクのバッテリは48V想定)から12Vに変換しなくてはいけないので、コンバーターが必要とのことです。

○アクセル:¥3,000
どれくらいの出力にするか、人間の手でコントロールするためのものですね。って、説明不要ですね。

○ブレーカー:¥500
何らかの理由でバッテリーなどが暴走したときに、電力をカットする部品です。保護回路ですね。これがないと、バッテリーが爆発したりしますw

○バッテリー(リチウムか鉛かで価格は変わります)
 *リチウム 38A:¥98,000
 *リチウム 20A:¥54,800
 *鉛 20A:¥20,000~¥30,000

リチウムは鉛に比べて重量や大きさが四分の一くらいです。
高価だけど、軽くて、小さいバッテリーが欲しいなら、リチウム。
重くて大きいけど安いのが鉛、ですね。

○充電器
 *38A :¥14,800
 *20A :¥9,800

バッテリーに充電するための充電器です。

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むむぅ、やはり高いw しかし、これらを手に入れないと始まらないので、どうにかするしかないですね。

次回は、部品の入手状況などについてお知らせします。

※2014/06/27更新
最終的に購入したものはこちら






はじめに


e-motorcyclesとは、電動バイクのことです。
電気でモーターを動かしてタイヤを回転させる、というのが標準的な構成になります。

いま、電動バイクの構成/構造については、様々なアプローチがとられていて、まだまだ最適解が得られてはいません。

先が読めなくて面白そう、ということで、ちょっと自分でも電動バイクを作ってみるかな、と思いました。

大企業のように大規模な予算や研究施設をもっているワケないwので、個人だからこそ取れる開発アプローチをしようかと。ソフトウェアで言えば、オープンソースのように。

このブログで、電動バイクを作っていく上で、見つかった課題、問題を共有していき、ま、少し知恵を貸してやってもいいかな、という方々のお知恵を拝借しながら、電動バイクを作れれば良いなと思っています。

それで、どんな電動バイクを作りたいかといいますと、

最高時速400キロのバイク

を作りたいと思っています。
ボンネビルとかに挑戦したいと考えています。夢は大きくw

どうぞよろしくお願いします!